新ドラマ「dinner」の話です。
ご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
江口洋介主演のイタリアンレストランを舞台にした話です。
まだ1話だけですが、プロの目から見ても、なかなか面白い内容でした。
少し前にも向井理が主演で「ハングリー」ってフレンチのシェフのドラマがありましたが、
あれは、ツッコミどころ満載で、正直、残念でしたが(笑)、今回の「dinner」は、期待できそうです。
俳優さんもいい人いっぱい出てますし、細かいところが、実際のお店に忠実に作られてました。
まだご覧になっていない方の為に、細かい内容は伏せますが、ドラマの中で、レストランのオーナーである風間杜夫が言ったセリフに
「料理は愛情」
ってことを言ってました。
これって、昔からよく言われる事ですが、どう思います?
僕は、料理を作る上での、最も重要なポイントだと思いますし、その通りだと思います。
ただ、単に「料理は愛情」と言ってしまうと、漠然として分かりにくいですよね。
なので、愛情という言葉を少し噛み砕いて、
「料理は(食べる)相手を思いやる気持ち」
とすると、分かりやすくないですか?
料理人、特に料理長と言われる立場の人間は、お客様への愛情がなければつとまりません。
料理は、手を抜いて楽しようと思ったら、いくらでもできてしまいます。
でも、少しでも多くのお客様に美味しいって喜んでもらいたくて、一日14時間とか働くわけです。
自分の経験や知識を総動員してメニューを考え、手間暇かけて料理を作ります。
これって、仕事だからってだけじゃできませんよ。お客様に愛情が無きゃ。
料理人だけじゃなく、サービスの人間も同じです。
お客様に愛情がなければ、良いサービスは出来ません。
「このお客様は料理をゆっくり召し上がりたいようだから、厨房に料理のペースダウンをしてもらおう」
「体調をくずしているお客様に、胃に負担の少ない料理を勧めよう」
「ワインで、少し酔われたみたいなので、お水を出そう」
そんな気遣いが出来るのがプロのサービスマンです。
出来なきゃ、単なるお運びさんです。
そう考えると、やはり、良い料理・良いサービスには愛情・相手を思いやる気持ちが不可欠なのです。
日々の営業に追われていると、時々忘れがちな時もありますが、いつも肝に銘じてます。
「dinner」。これからの続きが楽しみなドラマです(ステマではありません)
P・S
・・・・・・ってことは、やはり、世界で1番美味しいのは、「おふくろの味」ってことか?
今年もどうぞよろしくお願いします。
フレンチ&ワイン
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